釜のズレ
釜ズレ・ポイントズレ・・・・症状:下糸をすくわない・目とび
針が最下点から、わずかに上がったところへ、釜の剣先(尖った部分)がやってきます(画像の円盤(外釜)は時計の反対まわりに回転しています)。針と釜の出会いのタイミングが良ければ、剣先は針の糸を引っ掛けて(すくって)行きます。
タイミングがズレていると・・・・画像一番右
釜が遅れています。剣先が来たときには、針は上に上がっています。(針棒の位置がズレている場合もあります)。画像のように、大きくズレていると、ボビンをセットした後に、下糸をすくい上げようとしても、上がってきません。
写真では、わかりやすいように、ズレが大きくなっていますが、微妙なズレでも、糸切れ、目とびが起きます。
※青い布は、写真を見やすくするためのものです。
どこでズレているのか・・・
針と送り歯の位置で推測できます。
おもちゃミシンと言われるものの場合・・・
外釜がプラスチックでできています。
釜の剣先もプラスチックです。剣先が針に当たって、先端が欠けます。その時点で外釜はアウトです。交換を要します。
一流メーカーの場合、外釜は金属製ですが・・・・
糸からみ等で、釜に無理な力がかかると釜がズレます。
ミシンの構造によって、ズレやすい機種と、ズレにくい機種、ほとんどズレない機種があります。